2010/5/7 金曜日
■第2回:『現行案』だって完璧じゃないの…
 
昨日の日記では、『現行案』について学びました
現在、普天間基地に駐留するヘリ部隊を運用するには『現行案』で十分のような気がするんですけど…ダメなんですか?
 
たしかに普天間基地に
“ 今は ”ヘリ部隊くらいしかいない
 
でも、普天間の役割はヘリの運用だけではないのだ!
 
 
緊急展開を支える航空輸送!
“ 有事には ”多くの輸送機がやってくる
 
それらを受け入れるのが
普天間のほんとうの役割なのだ!
 
…ヘリだけなら最初から『2700m滑走路』なんて要らないぞ
 
海兵隊の仕事は
『有事』がまだ「ボヤ」のうちに消し止めたり
本格的な大規模部隊の派遣準備が整うまで時間稼ぎをすることですからね
 
『現行案』シュワブ沿岸飛行場には
輸送機受け入れ能力がないのだ!
 

※C-130に関しては形式によっては1500m滑走路でも運用可能との見解もあります。また貨物・燃料の積載重量によって離着陸距離は変化するので、運用思想によって可・不可が変わる場合があります
 
日米合意では大型輸送機の受け入れは
●宮崎県 新田原基地
●福岡県 築城基地

が代替することになっているが…
 
海兵隊の拠点は沖縄にあるのに
九州じゃあ…なぁ
 
あのぉ~
ちょっといいですか?
 
なんだ?
 
『現行案』シュワブ沿岸飛行場が
輸送機受け入れ能力が無いことはわかりました
 
でも、沖縄には他にも飛行場がありますよね?
 
■アメリカ空軍 嘉手納飛行場
3500m滑走路 ×2
■那覇空港(自衛隊共用)
3000m滑走路 ×1
 
こちらを使わせてもらえば
いいのではないですか?
 
無理だな!
 
嘉手納といえば『嘉手納統合案』なんて意見もあるようだが…ちょっと、説明しといたほうがいいかもしれないな!
 
明日は、アメリカ軍の飛行場運用計画と『嘉手納統合案』の問題点だ!
 
■■補足■■
大型輸送機と中型輸送機のちがい
 
輸送機には用途による二つの分類があるぞ!
 
 
大雑把に比べるとこんなカンジ
 
■C-17大型輸送機
全長:53.0m
最大積載量:77.519t
 
■C-130中型輸送機(H型)
全長:29.79m
最大積載量:20t
 
「C-17」は戦車やヘリコプターみたいな重量物まで運べてしまうのだ
「C-130」は重量物は運べないが小回りが効く
 
トラックと乗用車みたいなものだ
 
役割について図にしてみたぞ
 
 
と、まぁ…
普天間代替のシュワブ沿岸新飛行場には
『大型輸送機の運用ができない』=『補給・兵站拠点としては使えない』ということなのだ!