<この日記について>
日米間で懸案となっている「普天間移設問題」について、「ぴくせる☆まりたん」が軍事的視点から考察を行ったものです。政治的、地域的な要素は、あえて触れておりません。ご理解のうえお読みください。
■第4回:ヘリ部隊「65カイリ」制限と『徳之島移転案』
いま一番話題になっているのは
『徳之島移転案(一部移転案)』ですが…
この案に対してアメリカ側は
「地上部隊とヘリ部隊の距離は65カイリ以内」
という回答を出しています
『65カイリ(約120km)』とは?
『徳之島移転案(一部移転案)』ですが…
この案に対してアメリカ側は
「地上部隊とヘリ部隊の距離は65カイリ以内」
という回答を出しています
『65カイリ(約120km)』とは?
ヘリ部隊は地上部隊を輸送・支援するのが仕事だから
地上部隊と離れるわけにいかないのは当然なのだが…
『65カイリ』とは
『地上部隊をヘリで輸送する場合の運用上の目安』
といったところかな?
代表例として『海上輸送』がある
地上部隊と離れるわけにいかないのは当然なのだが…
『65カイリ』とは
『地上部隊をヘリで輸送する場合の運用上の目安』
といったところかな?
代表例として『海上輸送』がある
●「65カイリ以内」の場合、ヘリはノンストップで
『ヘリ基地-地上部隊基地-艦艇』を往復、部隊を輸送できる
●「65カイリ以上」の場合、ヘリは『地上部隊基地』か『艦艇』において給油をうける必要がある
※米軍の運用の一例を概念的にまとめたものです。艦艇は移動するものであり、厳密なものではありません。
65カイリ以上離れた場合、
燃料給油や輸送の時間的ロスが大きくなり
現実的ではないのだ
つ・ま・り――
「65カイリ」以上では
海兵隊の艦艇運用に支障がでる!
――ということだ
燃料給油や輸送の時間的ロスが大きくなり
現実的ではないのだ
つ・ま・り――
「65カイリ」以上では
海兵隊の艦艇運用に支障がでる!
――ということだ
『徳之島』の位置は――
だいたい、沖縄から350kmですねぇ
沖縄に近いが「県外」移設にはなる
これを見ると
65カイリにおさめるには「沖縄県外」は難しそうですね
65カイリにおさめるには「沖縄県外」は難しそうですね
『現行案』は
「航空輸送能力」の点で妥協した
だが、これ以上妥協すれば
海兵隊は海上展開能力にも支障がでる――
いや、存在そのものの意味がなくなってしまうのだ!
『現行案』以上は譲れない――のである
「航空輸送能力」の点で妥協した
だが、これ以上妥協すれば
海兵隊は海上展開能力にも支障がでる――
いや、存在そのものの意味がなくなってしまうのだ!
『現行案』以上は譲れない――のである
では、今日の内容をまとめます
●地上部隊とヘリ部隊は一体運用が不可欠であり、その範囲は『65カイリ』である。
●『65カイリ』を超えた場合、海兵隊の海上展開能力にも支障がでる。
●『徳之島』は沖縄から300km以上離れており、移転は難しい。
●『現行案』は航空運用面で妥協している。これ以上の変更は海兵隊の能力を維持できない。
●『65カイリ』を超えた場合、海兵隊の海上展開能力にも支障がでる。
●『徳之島』は沖縄から300km以上離れており、移転は難しい。
●『現行案』は航空運用面で妥協している。これ以上の変更は海兵隊の能力を維持できない。
でも、まりたん
艦艇輸送なら港に接岸すれば、できるじゃないんですか?
艦艇輸送なら港に接岸すれば、できるじゃないんですか?
わざわざヘリで輸送しなくても…
確かに港で乗り込むのもアリだな
…その港が破壊されたら、どうする?
…その港が破壊されたら、どうする?
え?
何事も『余裕』が必要なのだ
次回は海兵隊が沖縄にいる意味と「抑止力」について!
そろそろ講座もおしまいかな?
次回は海兵隊が沖縄にいる意味と「抑止力」について!
そろそろ講座もおしまいかな?
■■補足■■
海兵隊が『現行案』にコダワル“もう一つの理由”
海兵隊が『現行案』にコダワル“もう一つの理由”
ヘリ部隊と地上部隊を切り離せないのは上で書いたとおりだが…海兵隊が『シュワブ(辺野古)沿岸』を最低条件としているのには、もう一つ理由がある
それが『空域管理権』だ!
『部隊の移設』といっても、ただ場所があれば良いというものではないぞ
日常的な飛行・訓練を行うためにはある程度、空域を自由に使えなければいけないのだが…
それが『空域管理権』だ!
『部隊の移設』といっても、ただ場所があれば良いというものではないぞ
日常的な飛行・訓練を行うためにはある程度、空域を自由に使えなければいけないのだが…
つまり、どういうことかと言うと…
<これまで名のあがった候補地>
●佐賀空港(佐賀県)
福岡・長崎・宮崎空港に近く交通量過密であり、民間の管制下となる。訓練空域も無い。
●海上自衛隊 大村航空基地(長崎県)
福岡・長崎・宮崎空港に近く交通量過密である。訓練空域も無い。現在、ヘリ整備用に一部区画をアメリカ軍が使用しているが、部隊移転は別次元で考えるべき。
●馬毛島(鹿児島県)
近隣に「種子島宇宙センター」があり、ロケット発射準備中に飛行が制限される。
●徳之島(鹿児島県)
民間の管制下となり、訓練空域も無い。
この点、沖縄であり
近隣に競合する民間飛行場のない『シュワブ沿岸』は、移転先としてはベターな選択肢なのだ
近隣に競合する民間飛行場のない『シュワブ沿岸』は、移転先としてはベターな選択肢なのだ

