2011/4/12 火曜日

気仙沼大島に視察にやってきたグラック中将(右)と
現地の様子を説明するマクマニス大佐(左)
 
気をつけ! まりたんだ!
 
『オペレーション・トモダチ』を遂行する
海兵隊 第31海兵遠征部隊(31st MEU)に同行して
気仙沼大島にやってきたが……
 
現地レポートの最後に第31MEU指揮官
アンドリュー マクマニス大佐
お話をうかがうのである!
 

自衛隊の連絡官と協議を行うマクマニス大佐
 
<第31MEU指揮官 マクマニス大佐に聞く!>
 
大佐!
大島に上陸した車輌には「COBRA GOLD(コブラゴールド)」の張り紙がついたままですね 
これはタイで実施された「コブラゴールド演習」のものですよね?
 
第31MEUはタイから日本に直行してきたんですか!?
 
マクマニス大佐:我々はタイでのコブラゴールド演習のあと、カンボジアでも小規模な共同訓練を行いました。その後、マレーシアのコタキナバルにポートビジット(親善寄港)のため訪れましたが、そこで発災(※)をうけました。
 我々はコタキナバルで三日間過ごす予定でしたが、その日のうちに全隊員を召集し翌朝出港して、日本に戻ってきたのです。
 
※災害が発生することを「発災」と言います
 

「コブラコールド」の張り紙そのままのハンヴィー
 
こちらにはどのくらいの海兵隊員が派遣されているのですか?
 
マクマニス大佐:エセックスだけで、およそ1000人の海兵が乗っています。そしてハーパーズ・フェリー、ジャーマンタウンに乗る人数をあわせた第31MEU全体で2200人になります。
 また、第31MEU以外では海兵隊のヘリコプターや航空機が厚木に展開しており、また沖縄の第3海兵師団より司令部要員が東北に派遣されています。
 
第31MEUにとって今回のような任務は大変でしたか?
 
マクマニス大佐:「MEU(海兵遠征部隊)」という部隊組織は6ヶ月に一回、必ず評価試験を受けます。そこではHADR(Humanitarian Assistance and Disaster Relief 人道支援・災害対処)の能力評価も行われます。
 我々は平時にHADRの訓練を行い、そして6ヶ月に一度の評価試験を受けることで、常に錬度を高い状態で維持しています。
 そのような特性を持った部隊だからこそ、我々はこのような任務に最適であり、今回の派遣が命じられたのだと思います。
 

海兵隊は災害対処の能力も高いのです!
(photo:USMC)
 
今朝、私は海兵たちと一緒に行軍しました。
そのとき島の人たちが海兵に手を振っていたのです!

マクマニス大佐はどのように思いますか?

 
マクマニス大佐:嬉しいですね。我々の支援活動は当然、日本からの要請に基づいて行われていますが、実際に現場で住民の方から手を振っていただけるということは、本当に我々が地元の方々に求められている、そして歓迎してもらっていることの表れだと思います。
非常に感激しています!
 
私もすごく感動しました!
今日はありがとうございました!
 
大佐、ありがとうございました

海兵隊の皆さんに災害救援の能力まであったなんて、私も知りませんでした…びっくりです!

 
海兵隊に不可能はないのだ!
 
も~、すぐ調子にのるんだから~

でも、自衛隊の戦力の多くが本州での活動に割かれるなかで、離島という特殊な地形条件にある気仙沼大島の救援は海兵隊無しではできなかったことは確かですね

 
うむうむ
海兵隊の能力がみんなの役にたって嬉しいぞ!

・・・では、最後に改めて救援活動についてまとめてみよう!
 
まず、ひとつが電源の復旧

 
地震後、停電状態にあった島にLCUを使って東北電力の発電車輌を輸送し、電力を回復させましたね
 
もうひとつが援助物資の提供!
 
海兵隊さんによると、すでに2万ポンド(約9トン)以上の物資……医療品、衣服、懐中電灯、水、おしめなどが提供されたとのことです

※4月3日段階の数量です

 

避難所となっている小学校に補給物資を送り届ける海兵隊員(photo:USMC)
 
そして、もっと大切なのが港の瓦礫撤去!
 
気仙沼大島の玄関口である浦の浜港では本土との定期連絡船の運航が再会しました
 
現場で指揮をとっておられた第5海兵連隊第2大隊 大隊上陸チーム G中隊のミッデンドルフ大尉が、その意義について語ってくれました
 

ベン ミッデンドルフ大尉(photo:USMC)
「我々の任務のもっとも主要なものが浦の港の瓦礫撤去でした。
浦の浜港はこの島にとって本州との唯一のライフラインです。
この港の回復はすなわち、島が再び自活する力を
取り戻す第一歩なのです」
 
災害支援では援助物資を提供するだけではなく
被災地の人々が生活を回復させるために
お手伝いすることが大切なのですね
 
海兵隊は4月6日をもって気仙沼大島での救援任務を終了した

それはすなわち島が再生への道を歩み始めたということなのかもしれないな
……第31MEUのみんな、おつかれさまなのだ!

 
海兵隊の皆さん、ありがとうございました!
 

4月6日、LCUで撤収する海兵隊員を
島の人々が手を振って見送ってくれました
「ありがとう、海兵隊!」
(photo:USMC)
 
■『オペレーション・トモダチ』緊急レポート終了
次回は強襲揚陸艦エセックスの艦内をご紹介いたします