2011/4/14 木曜日
みけ大佐である!

みんながエセックス取材に行ってしまって
ちょっとヒマである

 
わたしもヒマ~~!
 
ではヒマつぶしに、今回の震災救援に関する沖縄マスコミの報道内容について分析していこうと思うのである!

今回分析するのはこの2紙!

 
■沖縄タイムス 4/13日記事
『救援の海兵隊員 全任務終え帰沖』
 東日本大震災に対応した米軍の救援活動「トモダチ作戦」で、全任務を終えた在沖米海兵隊の第31海兵遠征部隊は、12日にうるま市のホワイトビーチに入った強襲揚陸艦「エセックス」乗艦の1800人を最後に全員沖縄に帰任。その様子が報道陣に公開された。(以下略)

■琉球新報 4/14日記事
『地理的優位言えず 在沖海兵隊の震災救援』
 東日本大震災の救援活動を終え、12日、在沖海兵隊の兵士らが帰還した。
 (以下略)

 
どちらも海兵隊が震災救援から沖縄に帰還したことを知らせるとともに、基地問題とからめて彼らの活動を批判しておるのだが…

この批判がどれも的外れなのである!

 
どれもあっちこっちで聞く批判だよね
 
ヒマつぶしにはちょうど良い
軍事的常識から記事の間違いを正していくのである

むふ~~!

 
沖縄タイムス記事
「遠方からの移動に加え日本側の具体的な活動要請も遅く、秋田沖への到着は19日。その後三陸沖に回って大島で活動するのは27日からで「実力を十分には生かせなかったのでは」」

[批判] 救援開始が遅い

 
記事にもあるが、海兵隊は東南アジアでの演習中であった
11日に災害発生、12日に出港して19日に秋田到着というのはかなりのスピードであるぞ
(なお米海軍の発表だと〝18日〟に秋田沿岸到着)

また、「大島で活動するのは27日から」と言っているが
エセックス即応群の海兵隊ヘリ部隊は21日~23日に八戸沖で物資輸送任務にあたっている

まずは航空ミッションで
次に大島での陸上ミッションと
空陸にわたる能力を発揮しておるな!

「実力を十分に生かせなかった」??…なぜ?

 
あと、地震の二日後
13日には普天間基地に残っていたヘリコプターが
14日にはKC-130輸送機が物資と海兵隊員をのせて
被災地にむかっているのよ

だいたい、「日本側の具体的な活動要請も遅く」って
それは海兵隊の責任じゃないじゃん!

活動要請無しに日本で海兵隊は動けません!

 
まぁまぁ、逆を言えば沖縄タイムスさんは
「緊急時は日本の法律無視して海兵隊が活動して良い」とおっしゃっているのだ
 
チョー法規的だね♪
 

 

沖縄タイムス記事
「計1万8千人いる在沖海兵隊で19日までに沖縄から被災地に派遣できたのは600人足らずで、展開・即応能力とされるものの大部分は2200人の同部隊が担っている実態も浮き彫りになった。」

[批判] 派遣部隊が少ない
つまり沖縄にいる部隊の大半は役に立たない

 
いきなり大兵力を送り込めばよいというものではない!

兵力を派遣するには二つの要件を考慮しなければならぬ

一つ、〝兵士のための生活物資・食糧〟
兵力を増やせば増やすほど、彼らのための食事・生活用水・その他の生活必需品を継続的に確保しなければいけない

道路が寸断され、空港が破壊され、港湾が壊滅した
被災地にはこれら物資を運び込む手段が無い

 
まずは、物資確保の目処が立つ人員で
できることから始めていくのが大切だよね
 

二つ、〝兵士の輸送手段〟
沖縄の部隊が移動するためには艦船か航空機が必要だな
だが、上記のとおり港湾・飛行場とも破壊されていては兵士を輸送だけでも大問題なのだ
 
それに今回の海兵隊の役割は〝自衛隊の支援〟
数万人規模で派遣されている自衛隊員さんの活動を優先させながら、邪魔にならないように足りない部分を補っていく――

そのためには…
船で自由に移動できて
空陸両方の能力を持っていて
食糧や水の備蓄もある
2200人の第31MEUの派遣

…がもっとも合理的なんだよね!

 
また、在沖縄海兵隊は
単独で即応能力を持っているわけではないということも忘れてはならぬ

前線で部隊を動かすためには
後方で補給などの任務にあたる部隊が必要になってくる

在沖縄海兵隊と基地にはそのような役割がある

つまり非常時に本土からやってくる増援の
〝受け皿部隊〟という側面であるな

 
 
前線部隊は、あくまでそのときどきの必要に応じて展開し
同盟国などには、前線部隊の活動の受け皿を用意しておく

軍隊とは全てが前線部隊ではないのだ!

 
そして常駐する在沖縄海兵隊の即応能力は
「第31MEU」に集約されているんだよね
 
続いて、琉球新報であるな
 
琉球新報記事
「(大島で救援活動を指揮したピーター・ファーヌム中佐は)海外展開から救援活動への対応がうまくいったとの認識をにじませ、沖縄駐留の重要性を口にした。
 だが、日本国外からでも本土への救援活動に駆け付けられることを逆に証明した面があり、救援活動では沖縄の地理的優位性が薄まった格好だ。」

※カッコ内は編者注

[批判] 海外からでも救援活動が可能だった。
 沖縄に基地をおく必要性は無い

 
災害発生時、第31MEUはマレーシアにいた
彼らとしては「グアムにいても同じではないか」と言いたいのであろうな

確かに今回行われた短期の災害派遣ミッションであればグアムでも問題ないかもしれない

しかし…
在沖縄海兵隊は日本の災害対処の
ためだけにいるわけではない

東アジア全体の地域の安定、緊急対処のためであるな

朝鮮半島、台湾、フィリピン、東シナ海、南シナ海…
これら地域ので緊急事態に、場合によっては長期かつ継続的に展開することを考えるなら沖縄に〝受け皿部隊〟としての基地機能を有しておくことが必要だということである

 
琉球新報記事
「軍事評論家の前田哲男氏は~(中略)~「今回、迅速対応を言うなら、沖縄からよりも横須賀や佐世保、岩国の方が(震災地から距離が)近い」と指摘する。」
 
だ~か~ら~
何で〝本州での災害〟のためだけに海兵隊がいると思ってるのかなぁ

この人ほんとうに軍事専門家なの!?

 
琉球新報記事
「(前田哲男氏は海兵隊の救援活動について)「それが、沖縄の存在価値や抑止力があるということにはつながらない」と述べた。」
※カッコ内は編者注
 
今回は誰も「抑止力」の話なんてしていないのであるぞ

前田先生は見えない敵と戦っておられるのであるな…

 
でも不思議だよね~~

沖縄タイムスは
「海兵隊の即応能力は低い
だから沖縄にいなくていい」

琉球新報は
「海兵隊の即応能力は高い
だから沖縄にいなくていい」

――って、前提が正反対なのに結論は同じなんだよ!

 
いかに基地反対論というものが
〝結論ありき〟でしかモノを考えていない
つまり論理が空虚なものかということを
この二紙が教えてくれたわけである

実に興味深いのである!

 
まりたんたち早く帰ってこないかなぁ~
 
我が輩、土産物が楽しみである
 
おみやげ? どんなの?
 
『銘菓エセックス饅頭』とか、エセックスのペナントとかであるな

ああ、名前入りのキーホルダーなども良いのである

 
そんなものエセックスに売ってないよ…